
「CDE(共通データ環境)とは?」「IFCファイルを無料で開きたい」「Revit(RVT)を持っていない人にモデルを見せたい」 ——本ガイドでは、建築・BIMの設計データをブラウザだけで扱う方法を、CDEの基礎から IFCビューア・干渉チェック・数量集計・点群重ね合わせ・データ共有まで一気に解説します。 紹介するツールはインストール不要・無料から利用可能です。
まずは無料で試す
無料でIFC/BIMビューアを開く →CDE(共通データ環境/Common Data Environment)とは、建築・土木・BIMプロジェクトに関わる 図面・モデル・書類などの情報を、一つのクラウド環境に集約して管理・共有するための仕組みです。 ISO 19650 でもプロジェクト情報管理の中核として位置づけられており、設計・施工・発注者など 複数の関係者が「最新の正しいデータ」に同じ場所からアクセスできる状態をつくります。
従来はファイルサーバーやメール添付でデータをやり取りするため、版管理の混乱や共有漏れが起きがちでした。 CDEを使うと、フォルダ管理・アクセス権・共有相手の管理を一元化でき、 チームのデータ共有基盤として機能します。本サービスは、個人・中小の設計事務所でも導入しやすい 無料から使えるCDEを目指しています。
IFC(Industry Foundation Classes)は、BIMモデルをソフト間でやり取りするための 国際標準のオープンフォーマットです。Revit・Archicad・その他のBIMソフトから書き出すことができ、 特定のメーカーソフトに依存せずにモデルを共有できます。
IFCビューアを使うと、専用のBIMソフトがなくても次のことができます。
本サービスの無料IFCビューアは、IFCファイルをブラウザで開くだけ。 ファイルはブラウザ内(WebAssembly)で処理されるため、インストールもアップロードも不要で表示できます。
初めての方は、次の流れで進めるとスムーズです。
トップページから Google またはメールアドレスで無料サインインします。
サインインすると「プロジェクト管理(CDE)」画面が開きます。左側メニューの 「物件」+ボタンから、案件ごとの物件(フォルダ)を作成します。 このとき工事コード・工事場所(住所)・発注者・設計会社・建設会社といった物件情報も登録できます(後から編集も可能)。 物件の中には、さらにサブフォルダ(例:意匠/構造/設備、階ごと 等)を作って整理できます。 詳しくはプロジェクト管理をご覧ください。
作成した物件(フォルダ)を開き、「アップロード」ボタンから、 または ファイルをそのままドラッグ&ドロップして格納します。 IFC・RVT(Revit)・PDF・Word・Excel・画像など、案件の資料をまとめて保存できます。 保存したPDF・Word・Excel・画像は、クリックすればそのままブラウザ上でプレビューできます。
格納した IFC ファイルや RVT ファイルをクリックするだけで、 その場で3Dモデルが開きます(RVT はクラウド変換後に表示)。 マウスで回転・パン・ズーム、要素クリックでプロパティ確認、断面切断や階フィルターも使えます。
開いたモデルで、スキーマチェック・干渉チェック・数量集計(鉄骨のREAL4集計を含む)が行えます。 物件にメンバーを招待すれば、同じデータをチームで共有・閲覧できます(データ共有)。
「Revitは持っていないが、RVTファイルを閲覧したい」というニーズは多くあります。 本サービスは Revit の .rvt ファイルや Navisworks の .nwd 等にも対応し、 クラウド変換によって3D表示できるRevitビューア/RVTビューアとして利用できます。
これにより、Revitライセンスを持たない施主・協力会社・現場担当者とも、 ブラウザだけでモデルを共有・確認できます。設計レビューや合意形成のスピードアップに役立ちます。
BIM活用で重要なのが品質チェックです。本サービスは次の自動チェックを搭載しています。
部材同士の物理的な重なり(干渉)を検出します。設備配管と梁の干渉など、 施工前に気づきたい不整合を可視化し、手戻りを減らします。
GUIDの重複、必須属性の欠落、名称・マテリアルの未設定など、IFCデータの品質を確認します。 チェック結果はCSVエクスポートでき、指摘管理や報告に活用できます。
コンクリート体積・鉄骨本数・仕上面積・建具箇所数などを階別に集計します。 概算数量の把握や拾い出しの一次確認に便利です。
レーザースキャナーで取得した点群データとBIM/IFCモデルを重ね合わせ、 現況と設計の照合(As-built照合)や納まり確認ができます。.las / .ply / .xyz など主要フォーマットに対応しています。
本サービスはCDEであると同時に、案件単位のプロジェクト管理ツールとしても使えます。 案件(物件)ごとに情報とファイルをまとめ、関係者・進行状況を一元的に管理できます。
物件を作成するときや後からの編集画面で、物件名・工事コード・工事場所(住所)・発注者・設計会社・建設会社を 登録できます。案件の基本情報をデータと一緒に保管できるため、複数案件を並行して進める場合でも 「どの案件のデータか」がひと目で分かります。
物件の中にサブフォルダ(意匠/構造/設備、階別、フェーズ別など)を自由に作成し、 IFC・RVT・PDF・Word・Excel・画像などをまとめて整理できます。
組織メンバー(自社のチーム)と物件メンバー(案件ごとの関係者)を招待し、 閲覧のみ/編集可の権限を分けて付与できます。協力会社や施主には閲覧のみ、 社内メンバーには編集可、といった運用が可能です。
3Dモデル上の位置と紐づけて指摘事項を登録し、内容・担当・状態を管理できます。 設計レビューや検査での気づきを、モデルと一緒にチームで共有できます。
フォルダ・物件の削除はゴミ箱へ移動する方式です。誤って削除した場合も、 左メニューの「ゴミ箱」からいつでも復元できます(サブフォルダやファイルも一緒に戻ります)。
CDEに保存したファイルは、ダウンロードせずにブラウザ上でプレビューできます。 ファイル名をクリックするだけで内容を確認できるため、資料を探す手間が減ります。
Word・Excel はお使いのブラウザ内で描画しており、外部のオンラインビューアに依存しません。 そのため、社内ネットワークで外部ビューアがブロックされている環境でも内容を確認できます。 (PowerPoint および旧形式の .doc はオンラインビューアでの表示となります)
本サービスはCDEとして、クラウドストレージにIFC・RVT・PDF・画像などの設計ファイルを保存し、 フォルダ単位で管理できます。組織メンバー・物件メンバーを追加して、 閲覧のみ/編集可の権限を分けたデータ共有が可能です。
| 項目 | 無料プラン | 有料プラン(¥1,000/月・税込) |
|---|---|---|
| クラウドストレージ | 1GB | 60GB(+30GB / ¥300 で追加可) |
| IFCビューア・スキーマチェック | ○ | ○ |
| プロジェクト管理(物件・フォルダ・物件情報) | ○ | ○ |
| PDF・Word・Excel プレビュー | ○ | ○ |
| クラウド保存・指摘登録 | ○ | ○ |
| 組織/物件メンバー追加・データ共有 | — | ○ |
| 重ね合わせ・点群・数量集計 | — | ○ |
詳しくは料金・特定商取引法に基づく表記をご覧ください。
Q. CDE(共通データ環境)とは何ですか?
A. 建築・BIMプロジェクトの情報を一元的に集約・管理・共有するためのクラウド環境です。本サービスは無料から使えるCDEとして、ファイル保存・フォルダ管理・データ共有を提供します。
Q. IFCやRevit(RVT)ファイルは無料で開けますか?
A. IFCは無料プランでブラウザ表示できます。Revit(RVT)やNavisworks(NWD)等もクラウド変換で3D表示に対応しており、専用ソフトのインストールは不要です。
Q. ソフトのインストールは必要ですか?
A. 不要です。Chrome・Edge・Safari などのブラウザだけでご利用いただけます。
Q. Word や Excel のファイルもプレビューできますか?
A. できます。Word(.docx)・Excel(.xlsx/.xls)はブラウザ内で描画するため、外部のオンラインビューアがブロックされている社内ネットワークでも表示できます。PDF・画像もアプリ内でプレビュー可能です。詳しくはファイルプレビューをご覧ください。
Q. プロジェクト(案件)ごとの管理はできますか?
A. できます。物件(プロジェクト)ごとにフォルダを作成し、工事コード・住所・発注者などの物件情報の登録、メンバー招待と権限管理、指摘事項の登録、ゴミ箱からの復元まで対応しています。詳しくはプロジェクト管理をご覧ください。
Q. 日本語以外でも使えますか?
A. 使えます。ブラウザの言語設定に応じて、日本語・英語・中国語(簡体)・韓国語・スペイン語に自動で切り替わります。画面右上の言語メニューから手動で変更することもできます。
Q. データは安全に扱われますか?
A. IFCのスキーマチェック・干渉チェック・数量集計はブラウザ内で処理されます。クラウド保存を選んだファイルのみ、共有のため暗号化通信でクラウドストレージに保存されます。詳しくはプライバシーポリシーをご覧ください。
ブラウザだけで、いますぐ試せます
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